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Lyman Break Galaxy

Lyman Break Galaxy


  説明


銀河のスペクトルは、静止波長で 91.2nm (ライマン端)より短い波長では、水素原子の吸収により急速に強度が落ちる。遠方の銀河の場合には、銀河本体ばかりでなく銀河間雲の水素原子の吸収も加わる。
z > 3 になるとこのライマン端が赤方偏位により、 F300W のバンドを通り過ぎて F450W バンドに入るので、F300Wバンドでは天体が見えなくなってしまう。このことを利用して、F300W で見えていなくて、それより赤いバンドで見えている天体を探せば、それらは z > 3 の銀河である可能性が高い。もっと遠方になると F450W でも見えなくなる。「ドロップアウト」と呼ばれるこの現象から候補を拾いだし、大望遠鏡で分光観測するという手法で、z > 3 で活発な星生成をしている銀河が次々と見つかりつつある。これらは「ライマンブレーク銀河」(Lyman Break Galaxy)と呼ばれる。

  補足


ドロップアウト



Vバンド、Iバンドのフィルターと、z = 0, z = 5.6 のモデル銀河の SED。z = 5.6 の銀河は銀河間空間にある中性水素の吸収を受けている。上記の例では z = 5.6 の銀河を撮像した場合に、 Vバンドでは見えないが Iバンドでは銀河が写ることになる。


ドロップアウト天体の例



(Weynmann et al. 1998)

F606W (〜V), F814W (〜I), F110W (〜J), F160W (〜H) で撮像。I, J, H バンドでは写っているが V バンドでは写っていない。この銀河は z 〜 5.6 の銀河。


参考文献


amazonInlineプラグインは存在しません。 と astro-ph/9807208


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最終更新時間:2005年09月12日 14時37分36秒